内部研修/てんかん発作への対応の仕方

 先日「くまさん石神井」では、内部研修として「てんかん発作への対応の仕方」を主にDVD、テキストを利用して行いました。

 「てんかん」については有病率が1%、約100人に1人と言われていますが、知的障害のある方だと、その数は20倍~30倍になると個人的には感じています。

 ただし、「てんかん」については「自閉症」や「ダウン症」と違い、何らかの療育や教育、トレーニングによって日常生活の質があがるというものではなく、薬物療法が主体でしかもその9割は発作がコントロールできてしまうということから、あまり関心を持つ福祉関係者は少ないように感じます。

 そのためでしょうか、以前ある障害児関連施設に勤務する方とお話したときに、「てんかん」に関するあまりの知識のでたらめさに唖然としたことがありました。しかし現実には知的障害のある方の「てんかん」は、薬物療法に反応を示さない「難治性てんかん」や「重積発作」等、場合によっては生命に直結する発作を持つ方も多く、我々はそのようなケースに直面したときに適切な対応をとらなくてはならないのです。

 今回はDVDとテキストを用い、発作の見分け方やどのような介助を行うのかを勉強した後、個々人については「親御さんからの情報収集」「記録の付け方」についての重要性を説明しました。

 

 今後とも内部外部を問わず、積極的に研修行っていきたいと考えています。

 

 

 練馬区 放課後等デイサービスくまさん石神井 (森)