自閉症は津軽弁を話さない

 ブログの趣向を変えて、本の紹介をしたいと思います。

 もっとも「書評」なぞを書く力はないので、「感想文」程度のものになってしまいますが・・

 

 最初にご紹介するのは、最近ネットで話題になっているこの「自閉症は津軽弁を話さない」(松本敏治 著 福村出版 2017年4月)という本です。

 

 東京にいると気にも留めていなかったのですが、地方の発達障害関係者の間では以前から「自閉症の人は方言をしゃべらない」ということが話題になっていたそうです。

 著者の松本先生は弘前大学の特別支援教育の先生なのですが、あることをきっかけにこの「自閉症は津軽弁をしゃべらない」ということを聞き、大規模な調査を行い、その結果から「自閉症の人がことばをどう習得していくのか」「自閉症の人のコミュニケーション」等についての研究を進めて行く事になります。

 結果どうだったかということについてはここでは述べませんので、本を読んでいただきたいのですが、文章も大学のテキストではなく平易な文章で書かれていますので、一気に読み進めることができると思います。

 我々にとっても、日々の業務の中での気づきを与えてくれる本でした。

 

練馬区 放課後等デイサービスくまさん (森)